任意売却相談
任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローン等の借入金が返済できなくなった場合、売却後も住宅ローンが残ってしまう不動産を金融機関の合意を得て売却する方法です。
住宅ローンを滞納、延滞すると、お金を貸した金融機関は残っている住宅ローンの全額を一括で返済することを要求してきます。
残債務を一括で返済できない場合、金融機関は担保となっている自宅を差押え、競売申し立てをします。
競売の場合、新聞・業界紙・インターネットなどで物件情報が公表されてしまう為、
お住まいの地域にある不動産会社などが頻繁にお伺いしたりすることもあり、 また、落札をしようとしている方達が、ご近所中にどんな人が住んでいるのか?家族構成などを聞き込みしたりするケースもあるので、ご近所に知れ渡ることになります。
対して「任意売却」とは「任意」で「売却」するので、強制的に無理矢理売られてしまう「競売」とは異なり、普通に不動産業者が売買仲介に入って売却活動を進めます。
債権者である金融機関も「競売」よりも回収金額が多くなるので「任意売却」の方にメリットがあるのです。
他に、
1.競売は一定の期間内に立ち退かない場合、不法占拠者とされ法的に追い出されますが、任意売却では購入者=新所有者との交渉である程度時間的余裕が作れるはずです。
2.債権者である金融機関の合意が前提ですが、立ち退き費用もない債務者ゆえに、売却代金が競売より多く得られることから、その一部を引っ越し費用として残して貰える場合があります
3.交渉次第では、新所有者との間で無償とはいきませんが、賃料を支払うことでそのまま住み続けることができる場合もあります。
手続の流れ
以上が簡単な流れですが、以前は競売開始決定がされたあとの裁判所から「執行官」という人がやって来て、物件を調査する「現況調査」から「期間入札通知」までが約半年といわれておりましたが、最近はかなり早くなってきています。実際、現況調査が終わってから期間入札通知が届いたのが1か月半後というケースもございます。
もし、「督促状」や「競売開始決定通知」などが届いた・住宅ローンを滞納しはじめたなど、お困りでしたら、まずはお電話かメールにてご相談ください。